LIVE FREE -執着しないこと-

2016年1月にプロポーズされ、6月に体調不良で休職し、同時に母親が2度目のガンで手術し入院。その前に婚約していた彼から距離を置こう、と言われた28歳女のブログです。

しいたけさんからもらった言葉

今日のしいたけさんのブログはとってもしびれた。
その言葉のチョイス、優しさに感服いたします。

https://ameblo.jp/shiitake-uranai-desuyo/


特にここ↓

「相手に心を閉ざす権利を認める」

というところ。



いや、本当にそうなんですよ。

私の場合は既読スルーっていうか結婚スルーだったわけで。
そんなの全然許せなかった。怒って当然だと思っていた。


しかも、私が結婚してよ!って言ったわけじゃなくて向こうからプロポーズしてきたことなのに、勝手に閉ざされてしまった。


夢だった結婚。憧れだった結婚。
「選ばれる」ということが「良い女である」という称号をもらえると同位であると思っていた結婚。
(夢見る夢子だと笑ってください)

プロポーズされて、私を知っているあらゆる人に自慢したかった。

結婚することがこの20代後半の女子にとって一番幸せであると思っていたその結婚。


それが出来なくなる。
目の前が真っ暗になる。どうしてどうしてと、あんなに尽くしたあの時間は無駄だったのかとたくさん彼を責めた。



でも彼は、優しくしても責めても、泣いても怒っても、私が元気であることをアピールしても、悩んでいることを相談しても、、、、

全く開けてくれない。のでした。


ちなみに、彼にとって「結婚」は今でもタブーなのだ。



この1年とちょっとの間、彼と結婚するために走りまくった。頑張りまくった。

でも、彼は変わらなかった。


私が、年内までに結婚しないなら別れよう。と伝えたときも、
「そのことで悩みたくない。決めるならパッと決めたい」
と言っていた。


なんだかもう、そんな彼に飽きれきった。
私はここまでこの「結婚できない」ということに向き合い続けているのに、彼は全く向き合っていない。



でも彼にどんなに言ったって、どんなことをしたって、何も変わらないという事が良く分かってきていた。

だから、私の人生でもあるのにパッと決めないでよ、という不満が喉まで出ていたけど、笑ってみた。

そうか、いいよ、私は年内までに決めてくれればそれで良いから。決め方を指定しているわけじゃないから。そう思った。
(実際、彼には「なんでもいいけど」と言ったと思う。)



こんなに戦って、こんなに泣いて、こんなに結婚に向き合わない彼に飽き飽きしているのに、私は彼と別れていない。


そう、別れていないのです。

もちろん何度も別れようと伝えた。でも彼はうん、と言ってくれなかった。
私もそれに応じたのだ。本当に嫌なら別れることは絶対に出来たはずなのに。


今思えば、という結果論になるけど、そんな彼を愛する気持ちが多分心の中にあって、それを無視できなかったのだと思う。
実際、今はいろんな事がクリアになって、彼への愛を実感する毎日なのだ。



いろんな事がクリアになった、というのは、一番はあのしいたけさんの言葉通り、
結婚に向き合わない彼を許す

ことが出来るようになったからだと思う。



結婚できません、といわれて→許せない!と思う。

でも、許せないからってどうなるんだろう。彼の気持ちは彼のもので、その彼が結婚できないと思っているわけだ。

だったらもう何もすることはない。
どんなに責めたって、泣いたって、怒ったって、例えば結婚したらこんな良い事があるんだよとアピールしたからって、彼の気持ちは変わらないのだ。

そこに、私の想いを入れる隙間なんてないものなのだ。





私はただ、それが許せない。彼は、結婚したくない。


ただただ、それだけなのだ。


私が許せないからといって、彼の脳内に侵入して気持ちを変えてしまえる未来になっても、そういう事はしてはいけないのだ。
もし誰かの気持ちを変えられる券、みたいなものが当たったとしても、私は彼に何もしないだろう。

しいたけさんのいう、「閉ざす権利を認める」というのは、そういう事なのかもしれない。


私はただ、今の状態の彼を思いっきり愛す。
そして、自分のしたいことをこれからは思いっきりやる。


そしたらさ、来週の私の誕生日、一日空けていてくれてお休みとってどこか遠出しようだって。

なんかもうキセキみたいに嬉しいよ。
もし、体調悪くなっていけなかったとしても、全然満足。もう既に凄い幸せ。



私はようやく被害者から脱することが出来ているみたい。

これからの時間は、その全てを私のものにする。誰のものにもしない。