振り返りインタビュー⑤~実家での家族と向き合う日々~
イ:お久しぶりです!
―:いやあ!本当にお久しぶり!
時間を空けてしまったけど、続きをお願いできますか?
イ:もう喜んで!最近、仕事関係で頑張っていたのを知っていますから。大丈夫ですよ。
―:ありがとう。じゃあ続きね。え~っと、距離を置いたところからだね。
7月に彼と一緒に住んでいた1Kの部屋を飛び出して、すぐに実家に戻ったよ。
あ~当時の記憶が鮮明に蘇るなあ。
彼とこれで最後だねって日、なぜかことに及んだ。あんなに悲しいあれはなかったよ。
一緒にシャワーとか入っちゃってさ。私が「こういうふうにできるんだから、結婚できるんじゃないの?」って冗談交じりに、でも、イライラをぶつけながら言ったりしてさ。彼は切ない顔して「そういう事言うからダメなんだよ、そういうことじゃないの」って言ってさ。
アレはもう今思い出してもセンチメンタルになるね。
イ:や~もう悲しすぎますね。胸がぎゅーってなっちゃいます。
―:なんていうか、毎日悲しかった。「彼に選ばれない」という現実を全然受け止められなかった。
ちなみにその時、体調も相変わらず悪かった。
実家を出る当日は7/5だったよ。父親が夜車で迎えに来てくれて。
帰る道中で、距離を置くことになったって初めて直接報告した。
こんな報告を大好きな父親にすることは恥ずかしくて、悲しかった。そして怖かった。
その時、父親に認められるってことも私にとって大きいことだったからね。
「こんな娘はいやだよね。ごめんね。」って思ったよ。
ちなみに、休職していることもその後にはじめて言った。
心配かけたくなかったから、何も言ってなかったんだよね。父親はびっくりしたと思うよ。
イ:あの時どう思っていたんでしょうね。どんな顔してたかは怖くて見れなかったですよね~
―:そうだねえ。今なら聞けるかもね。
まあ、休職しているわけだから、毎日毎日寝たね。後はあんまり覚えていない。起きているときはだいたいボーっと彼のことを考えているか、彼との明るい未来、暗い未来を交互に妄想したりとか、後はだいたい泣いていたかなあ。
そんな生活が1ヶ月くらい。。。ほんと、あんまり記憶がない。1ヶ月何してたんだろね。
ああ、母親が肺がんで入院していたんだ。
肺がんで入院するはずが、その前に腸閉塞になって、その時初めて救急車に乗ったりした。
・・・そうだね。家族のために時間を使っていたかもしれない。
整体師さんと話して、今実家に戻るって事は、-ちゃんにとって意味があることだからだよ。って言われて。
だからお父さん、お母さんのことをたくさん考えた。
「それが自分の幸せに繋がる」って思ったからね。
母親が入院していたから、一人ひとりとじっくり話せる機会があったね。
両方と話して、一番びっくりしたのが、「お父さんも色々考えているんだな」ってこと。
父親はあんまり自分のことを話さないんだよね。で、すぐ怒る。怒ると大きな声を出したり大きな音を出したりする。
それで母親が泣くんだよね。もういいよ!って。
だから、父親は何でもかんでも自分の都合ばかり考えて、母親の言う事に耳を傾けない人だ。ある種「悪者」だったんだよね。
でも思い切って聞いてみると、父親なりの都合とか想いがあってさ。
「あ、お父さんってちゃんと考えている人なんだな。愛がないわけじゃないんだな。」って思った。
ああ、もう久しぶりだから話しすぎてしまったね。
この期間、家族とは凄い変化があったんだ。だからじっくり話したい。
また次回ね。
イ:わかりました!いい感じで振り返れててはなまるですね!また次回宜しくお願いします。