LIVE FREE -執着しないこと-

2016年1月にプロポーズされ、6月に体調不良で休職し、同時に母親が2度目のガンで手術し入院。その前に婚約していた彼から距離を置こう、と言われた28歳女のブログです。

Saikai


11日。

これは私にとって、新しい自分に出会えた日。
私の知らない、頑張っている彼に出会えた日。

うん、思い返すととってもいい時間だったなと思う。

12日の夕方までは本当に楽しい時間だった。
たくさん笑った。たくさん穏やかな時間を過ごした。


晩御飯を食べた後、彼がこう言った。
「実はいま少し不安で。それはやっぱりーちゃんといるからだと思う」

その瞬間とても焦った。そしてすごく悲しかった。
私といることで大好きな彼が不安になる。

こんなに悲しいことはない。と思った。

それからまた私の執着が始まった。
言わなくてもいい事をたくさん言った。

結局20:30くらいにバイバイした。
その後、不安になるという言葉が胸を締め付けた。


家に帰ってたくさん泣いた。



でも、、、と泣いている最中思い出す。

彼はこうも言っていた。

この、-ちゃんと一緒にいると不安になると言う問題は、今いろいろ考えているんだ。
前だったら、やらないといけないことを不安で手につかないから明日朝やるとか後回しにしてきたけど、これからは今までと違うことを色々試そうと思っている。
だから今日は不安に思っているけど、がっつり頑張ろうと思う。


それを聞いてたときの私は、ただ彼から発せられる「―ちゃんといると不安になる」という言葉だけに囚われて、
もう本当に自分のことだけ考えて、彼がそれをどういう想いで言っているか、
一生懸命に考える、なんて出来なかった。


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本当に、一緒にいて不安になるなら、5年間以上も恋人にしない。

相談に乗ってくれた整体師さんの言葉。


本当に目から鱗。だった。

私は、彼と共にした約5年間、ずっと言われてきた。
「―ちゃんといると元気がなくなる」
「一人だと平気なのに、-ちゃんといるだけで不安になる」

と。

その度に私は悲しくて、申し訳なくて、
自分がこんなんだから、彼に迷惑をかけている。
自分が悪い。そんな自分は価値がない。と思っていた。

だから何とか力になりたくて。
無理して一緒にいたり、連絡もたくさんとって

彼にとっての「私」の価値を上げようと必死だった。

自分を責め続けていた私は「自信」がなかった。
彼にとっての「私」の価値は低いと思っていた。
(低いならとっくに別れているのにね)


自信がないから嫉妬した。
自信がないから連絡がないと心配になった。
自信がないからたくさん妄想して、相手が自分にしてくれることをただ待っていた。


だからたくさん辛かった。
たくさん泣いた。
なぜそんな酷いことを言うんだろうと彼を責め続けた。


そんな過去を全て赦せる出来事だった。

1ヶ月距離を置く→本当に執着から離れようと魂が言う→久しぶりに会う
→とても楽しい→不安だと言われる→「不安」という言葉に反応する自分に気付く→悲しくなる、執着が出る→たくさん泣く→本当の真実に気付く。

この流れ。すばらしい。私にとって、
「彼が不安になるのは私のせいじゃない」というこの「本当の真実」は

・彼といた時間が全て意味のあるものになった。
・辛かった日々が私の宝物になった。
・私を否定する何もかもがなくなった。
・私を傷つけた彼の言葉が、彼を愛するエネルギーとなった。


もう、何も怖いものはない、という感じ。
感動で、たくさん涙が出てくる。

魂が喜んでいるのがわかる。

ああ、頑張ってよかったなあ。


これからはこの気持ちが魂に浸透するよう何度も復習しよう。


大きく人生が変わっていた。
じわじわと実感する。

これが至福の時間なのね。