LIVE FREE -執着しないこと-

2016年1月にプロポーズされ、6月に体調不良で休職し、同時に母親が2度目のガンで手術し入院。その前に婚約していた彼から距離を置こう、と言われた28歳女のブログです。

昔の自分を抱きしめる

なんだか今自分の中ですごいことが起きている気がする。
これに気付いたとき、体中が熱くなった。
肩から指先に向けて、血管が流れているのをすごく感じた。

「依存しない自分でいられるように頑張る」 ということはしなくていいかもしれない。
もしかしてもしかして、「依存しない自分」とは、頑張らない自分でいればいいかもしれない。

いままで、ずっと頑張ってきた。婚約後に彼と離れてからは、「依存する自分」がいたからこうなったのだと、だからこれはいけない事だと思って「依存しない」とは何か考えて頑張ってやってきた。
辛いな、と思ったとき、反射的に「依存しているからだ、じゃあ依存しないってどういうことだろう?」と、悶々と考える日々を過ごしてきたように思う。

彼と接してても、「依存するわたしじゃ嫌われる」と思っていたから、「依存しない言い方、接し方じゃないと」ってずっと思ってきた。


「依存していない自分でいなきゃいけない」

これが今の私を不自由にしていたのかもしれない。
でも、これがずっと私の背中を押してくれたのも確かなんだ。

依存大好きな私でいたくない。もっと自由で、自分が大好きで、明るい私でいたかった。
だからこそ、依存している私は嫌いだった。
そりゃ彼も一緒にいるのがイヤになるよな、と思っていた。

でも、そう思うのはやめようかな。

依存してしまう弱い自分も、間違いなくわたしなんだ。
過去のわたし。だから、“嫌い”だと思うことはやめよう。

あの時はあの時なりの幸せがあった。楽しさがあった。嬉しさがあった。
苦しい時間が多かったし、体調もずっとわるかったけど、ずっと不幸なわけではなかった。

過去の自分を嫌いになると、その時の頑張りを自分で認められなくなる。
そうすると、ずっと心に「なんで頑張ってきたことを評価しないんだ」という満たされないモヤモヤが残る。
そうすると、満たされないそれを他人に求める。

そして依存型人間になってしまう。

人と人との間で、自分が本当に求めることをしてくれる人なんていないと思う。
あっても一瞬なのだ。
そして、「満たしてください!」と人に求めてしまうと、人は不思議と与えてくれないのだ。


その満たされてない感、まずは自分で満たしてみよう。
それには、過去に頑張ってきた自分を抱きしめること。

私は、依存していた自分を抱きしめる。あの頃辛かったね。でも、私の持っている全てを使って全力で頑張っていたよね。
あの頃頑張っていたわたしがいるから、今のわたしがいるよ。

依存することは、相手にとっても重いけど、まずは自分にとって重いことであると、幸せになりたいならまずここから何とかしよう、と教えてくれたのは紛れもなくあなたです。

本当にありがとう。頑張ってくれてありがとう。
あの頃のあなたのためにも、わたしは今の自分を幸せにするために本気で行動していくよ。