LIVE FREE -執着しないこと-

2016年1月にプロポーズされ、6月に体調不良で休職し、同時に母親が2度目のガンで手術し入院。その前に婚約していた彼から距離を置こう、と言われた28歳女のブログです。

穏やかな自分

ここにきて、安定している。

あの子にふられたのは、つい先日のことだけど。

それが半年前くらいの事に思うときもあり、わざわざ思い出してちょっと悲しく切なくなったりするときもある。
自然と悲しくなるというより、“わざわざそうやっている”という感覚。

その時、「悲しくなりたい自分」がいることがよくわかる。

ズキン、と胸が痛んだとき、その痛みに酔いしれるのではなく、
「ああ、悲しみたい自分がいるんだな」と思ってあげると、その痛みがいつの間にか消えている。

酔いしれると、「ああ、私はまだ悲しんでいるんだな。私って可哀想だな。早く乗り越えなきゃいけないのにな」
とかって、悲しくなってしまう自分を責める。

それが今までの自分だったなあ。


昨日くらいから、なんだかずっと穏やかで、家族とも笑顔で過ごせている。
彼との関係も、「もう何も問題ないな」と思ったりもする。(結婚できるかどうかわからないって状態なのにね)
「もう何も問題ない」状態って、実はすごいことかもしれない。
っていうか、付き合ってきたこの5年半で初めてのことかもしれない。


今まで、ずっと苦しい思いをしていた。
だって、

・付き合って3ヶ月で実家同士で距離が駅4つだったのが、彼が名古屋赴任となる(遠距離恋愛
・天真爛漫で、いつも笑わせてくれる彼が精神病(結構重め)にかかる。(不安障害、激しく怒る怒鳴る。)
・仕事で新卒採用担当となり、オーバーワーク気味になる。
・彼の休職&ニート期間が約2年くらい
リクルートで派遣で働き始めたら、超絶地獄。
・安定して働き始めたかと思ったら、ネットワークビジネスを始める(不信感しかなかった)
・激しい偏頭痛&その他体調不良に悩む。 仕事は絶対に月1日以上は休む状態に

母親が何回も入院したり、もあったな。


てか、自分の仕事は最悪辛くてもいい。だって、それだけお金をいただくってのは簡単なことじゃないから。

どんな職場でも良いところ悪いところがあったし、どんなに辛くても逃げずに全力でやっていたから、「苦しかったこと」ではない気がする。




もう、自分でもわかっている。
わたしの「苦しかったこと」は全て彼のことだと。


私は、彼の起こる問題をどうにか自分が解決したい、と本気でおもってきた。

彼が不安だと言う→どんなに疲れてても一緒にいて、よしよしするのが私の務めだ。癒してあげられるようなことは全部やらなきゃ。

彼が怒鳴る→ここで私が包容力のある態度で包んであげなきゃ

彼が「誰も俺のことなんてわからないんだ」という→私はこれだけあなたのことを理解しているから大丈夫だよ!とアピールしまくる

彼が仕事で悩んで元気がない→その悩みが軽くなるようなアドバイスをして、元気をあげたい



なんていうか・・・もう書いていて苦しくなってくる。
はい、わたし、頑張りすぎです。
頑張りすぎちゃう私、頑張ったね。お疲れ様。


私の悩み・苦しさを彼が解決できないように、彼の悩み・苦しさも私が解決するものじゃない。

私は、人の苦しみとかを多分より敏感に感じ取る。だから辛さがわかる。
だから、何とかしてあげたい、という気持ちが先行してしまう。

でも、私は他の人の悩みを何とかできる人間ではない。という事がよくわかった。
だから、そんな事はしなくていい。ありのままで生きればいい。


彼という存在が、どんどん「頑張って頑張って、認めてもらう」ということから、「ただただ愛するだけの存在」になりつつある。

だからこんなにも心穏やかなのかなあ。